入学したらクラスは日本人ばかり。これじゃ英語が上達しない!?
夏休みを利用してバンクーバーでの語学留学に参加したFさん。日本人の少ない学校を選んだつもりでしたが、入校日にクラス分けのテストを受けたところ、クラスメイト12人中、半分の6人が日本人のクラスに。学校内は母国語禁止のルールがあって厳しく指導されているし、授業内容にも不満はないのですが、授業が終わるとどうしても日本人同士で観光やショッピングに出かけてしまい、結局他国の留学生の友だちがあまりできないまま留学期間を終えてしまいました。
留学カウンセラーからのアドバイス
年間を通しての学校全体の日本人の割合が少ない学校でも、夏休みや春休みの時期には日本人が集中してしまうこともあります。一部の学校では、学生の国籍割合が一定の比率を超えないように調整をしているところもありますが、入校日のテストの結果によっては、日本人の割合が高いクラスに入ることもあります。これは日本人の英語レベルが似通っていて初中級クラスに集中しがちなためで、例えば学校全体の日本人割合が年間で15%でも、入ったクラスでは半分が日本人だったということもあり得ます。
ただ、学校に日本人しかいないわけではないので、行動の仕方次第で、他国からの留学生と友だちになったり、英語だけを話す環境を作ることはできます。留学先で日本人と付き合うことが必ずしも悪いことではありませんが、英語の上達が目的なのであれば、日本語を使わず、英語で会話をする環境を自分から作るように努力することも必要です。
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